頭痛にはいくつか種類がありますが、命の危険がなくとも仕事や私生活に支障が出てしまうのは困ります。ここでは「一般的な頭痛」と「危険な頭痛」をご紹介します
一次性頭痛
病気由来ではない頭痛です。頭痛の9割がこの一次性頭痛になります。
緊張型頭痛
頭痛の中で最も多いのがこれです。首や肩の緊張が原因で起こります。
「頭全体が重い」とか「ギューッと締め付けられる」様な痛みがあります。
長時間のデスクワークや、ストレスによる筋肉の過緊張が原因です。
片頭痛
ズキンズキンと脈を打つような痛みで、片側に起こることが多く生活に支障をきたすことも。吐き気、光や臭い・音に敏感になります。
「目の前が眩しい」「チカチカする」等の前兆がある方もいます。
原因は完全に分かっているわけではありませんが、血管が拡張することで神経性の炎症が起こると考えられています。「寝すぎ」「寝不足」「女性ホルモンの変動」「ストレス」「疲労」が誘因とされます。休みの日に片頭痛が出る人は、心身のストレスや緊張状態から解放されて血管が拡がり頭痛がおこりやすくなります。
群発性頭痛
発症率は1000人に1人程で、20代～40代の男性に多く、女性の約3～7倍多いです。
症状は眼窩から側頭部にかけて「目をえぐられるような激痛」が起こります。
一定期間、毎日決まった時間に発症します。片頭痛より痛みが強く、普段通りの生活を送るのが難しくなります。
「体内時計」が関係しているのではなかと言われていますが、はっきりとした原因は分かっていません。目の奥の血管が拡張され自律神経も刺激されるので、「充血」「鼻水が出る・つまる」「涙が出る」といった症状も併発します。
現在、群発性頭痛は薬物療法と酸素吸入による治療が中心です。
少量の飲酒でも頭痛が起きるので注意しましょう。
二次性頭痛
他の疾患が起因とされる頭痛を二次性頭痛といいます。強烈な痛みや発熱・手足のシビレを伴う頭痛で、今までの経験したことない痛みがあります。
「くも膜下出血」「脳出血」「脳腫瘍」「脳膜炎・脳炎」「慢性硬膜下血腫」など、中には命にかかわる「危険な頭痛」があるので、すぐに脳神経外科を受診しましょう。
以下の様な症状がある場合は気を付けてください。
- 頭痛と手足のシビレが併発
- いつもとは違う頭痛
- 癌を患っている方の頭痛
- 頭痛と一緒に発熱や嘔吐もある
- 今まで経験したことのない激痛を伴う頭痛
- 50歳をすぎてから初めての頭痛
- 段々と頻度が増していく頭痛
整体・カイロプラクティックによる頭痛改善
多くの頭痛は、筋肉の緊張・頭頚部のバランス・自律神経の乱れが関係しています。
- 長時間のデスクワークによる筋肉の疲労
- 首や顎が前に出ている、または首が真っすぐ過ぎる(ストレートネック)
- 精神的なストレスや睡眠不足で自律神経失調症である
など、原因は多岐に渡ります。
カイロプラクティックでは骨盤や背骨など、骨格を矯正して背骨のバランスや首の位置を整え安定させるとで、神経・血管の流れを改善して頭痛を取り除きます。
特に緊張型頭痛や片頭痛は反応がいい方ですと、1～2回の施術で頭痛が治まります。
頭痛でお悩みの方は、諦めずに一度お気軽にご相談ください。
