椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは?

腰痛の女性 腰痛の原因の多くを占める椎間板ヘルニア。急に腰の激痛や坐骨神経痛、足のしびれが出るなど症状は様々です。
腰椎椎間板ヘルニアは20~40代に発症しやすく、男性の方が女性の2~3倍ほど発症率が高くなっています。
重い物を持つ仕事や運転手など、肉体労働で腰に負担がかかる職業が多いのも男性に多い要因の一つです。第4腰椎~第5腰椎間と第5腰椎~仙骨間にヘルニアが起こりやすいです。

椎間板ヘルニアの原因

椎骨と椎間板のイラスト人間の背骨は椎骨が連なっており、椎骨と椎骨の間の軟骨を椎間板といいます。
椎間板は髄核という水分を含む柔らかいゲル状の玉と、繊維輪という硬い組織がドーナツ状に囲んでできています。
腰の曲げ伸ばしや身体にかかる負荷や衝撃を吸収してくれます。

加齢

20歳を過ぎると、ハリや弾力があった椎間板の髄核の水分が減ってきます。
椎間板断面図腰を曲げた状態で重い物を持つ動作が一番腰に負担がかかり、体重の約2.5倍の重さがかかります。不良姿勢に激しいスポーツ・中腰での作業や仕事が続くと、腰椎の前弯が消失して椎間板に大きな負荷が日常的に、又は急激にかかります。そして髄核が繊維輪と共に膨隆したり、繊維輪を破り髄核が突出します。
膨隆や突出した髄核が神経に触れると腰の痛みやしびれなど様々な症状を引き起こします。

人種

水着の女性着物の女性欧米人は腰部や臀部の筋肉が発達しヒップが自然と上に引きあがり、骨盤が前傾しています。それに比べ日本人は元来農耕民族であったため、かかと重心や前屈みになることが多く、骨盤が後傾し臀部の筋肉が弱く垂れやすいので、着物が似合う「和尻」の形になります。
骨盤が後傾すると腰椎も後弯し腰に負担がかかります。

よくテレビや雑誌でみかける欧米人のモデルさんは腰が自然と沿っていますが、日本人のモデルさんは無理矢理腰を反らせないといけないので腰にとても負担がかかります。

遺伝

椎間板ヘルニアに遺伝が関係していると言われています。
骨格や骨の位置、形が生まれつき変性を持っていると年齢を重ねるごとに椎間板ヘルニアになるリスクが高まります。骨格や変性を改善することはできませんが、姿勢や動作、運動、カイロプラクティックの骨格矯正で予防が可能です。

椎間板ヘルニアの主な症状

椎間板ヘルニアMRI画像 繊維輪から出てきた髄核が神経を圧迫・癒着・炎症などをおこすと、腰や臀部の痛み、下肢にしびれや痛みがでます。下半身に力が入らなくなることも。
しかし、ヘルニアなった部位によって痛みやしびれ方が違ってきます。

腰椎L1/2の腰椎椎間板ヘルニア
腰の上あたりに痛みが出ることが多いです。
腰椎L2/3の腰椎椎間板ヘルニア
股関節や鼠径部の痛みやだるさ。しびれが出ることも。
腰椎L3/4の腰椎椎間板ヘルニア
太もも前面の痛みやだるさ。しびれが出ることも。
腰椎L4/5の腰椎椎間板ヘルニア
ヘルニアになる頻度が圧倒的に高いのがこの部位です。構造的に一番負荷がかかりやすく、腰を曲げた時もここに負担が多くかかるため、疲労が蓄積していきます。
症状は臀部、太ももの外側、膝の下やすねの外側の痛みやしびれが出ます。
足の親指の筋力や、足首を上へ持ち上げる筋肉が低下します。
腰椎L5/S(仙骨)の腰椎椎間板ヘルニア
臀部の中心、太ももの裏、ふくらはぎ、かかとから足の裏、足の小指の痛みやしびれが出ます。アキレス腱の反射が弱くなり、つま先立ちでの歩行が難しくなります。

腰椎椎間板ヘルニアの種類

椎体模型写真
膨隆型椎間板ヘルニア
繊維輪にヒビや亀裂はなく、髄核が繊維輪からはみ出さないため、髄核と繊維輪が一緒に膨らんでいきます。
最初は軽症ですが、膨らみが大きくなるにつれ段々と症状も重くなります。若年層が発症しやすく、長引くケースが多いです。
突出型腰椎椎間板ヘルニア
繊維輪が断裂し後方に髄核が移動するので椎間板は膨隆していますが、髄核が繊維輪の表層を破っているわけではないので、外部へは脱出していません。
脱出型椎間板ヘルニア
文字通り髄核が繊維輪の外へ脱出している状態です。繊維輪は脱出していますが後縦靭帯は押し上げているだけで破れてはいません。突然髄核が飛び出て神経を刺激することがあるので急性期は息もできない、立ち上がれないほどの激痛に襲われます。
椎間板の後方、左右どちらかに脱出する確率が高く坐骨神経痛を引き起こします。
穿破(せんぱ)脱出型椎間板ヘルニア
髄核が後縦靭帯も破り飛び出している状態。膨隆型と違い脱出型は、はみ出した髄核がやがて細胞に吸収されるため、約3ヶ月で痛みが消えていくことがほとんどです。
遊離脱出型椎間板ヘルニア
飛び出した髄核の一部が椎間板から離れて脊柱管内に移動した状態。
遊離脱出型椎間板ヘルニアは飛び出した髄核が椎間板から分離することで、自身の体が異物としてとらえ免疫細胞が感知、消化するので穿破型椎間板型ヘルニアと同様約3ヶ月~6カ月間で小さくなっていきます。
外側性ヘルニア
椎間板ヘルニアで最も多いのがこの外側性ヘルニアです。神経根の外側に髄核が突出・脱出した状態です。
片側の下肢痛、しびれがおきます。椎間板(髄核)が神経根の外側を圧迫するので、「体を痛む方とは逆側に傾ける」と痛みが和らぎます。
内側性ヘルニア
内側性ヘルニアは神経根の内側を圧迫するため、「体は痛む方向に傾く」と痛みが和らぎますが時間がかかります。
神経症状が重いので、排尿障害や排便障害を発症することがあります。
中心性ヘルニア
椎間板が真後ろに膨らむのが中心性ヘルニアです。
脊髄神経本体を圧迫するため、両足に痛みやしびれがでます。
腰を丸めると痛みが増大します。

カイロプラクティックによる椎間板ヘルニアの施術

歪んだ背骨のイラスト「椎間板ヘルニアの人でも腰痛がない」方がいます。逆に「椎間板ヘルニアの手術をしても腰痛が消えない」という事がよくあります。それは、腰痛の根本原因が椎間板ヘルニアではない場合があるからです。
「椎間板ヘルニアの手術したんだけど、腰痛が消えないのでカイロプラクティックを受けに来ました」という方も少なくありません。
自己判断で[椎間板ヘルニア=腰痛]と決めつけないほうがいいですね。

椎間板ヘルニアにカイロプラクティックはある一定の効果を持ち、軽度であれば高い効果があることが分かってきています。
市ヶ谷整体院では、椎間板ヘルニアになっている原因を検査し、筋肉のほぐしと骨格矯正でアンバランスや神経障害、椎間板にかかっている圧迫やストレスを徐々に緩和させます。
身体の歪みや不良姿勢、日常的な椎間板へのストレス動作から椎間板ヘルニアになることが多いので、再発予防のためにも定期的なメンテナンスは必要です。患者様で、「椎間板ヘルニアをどうにかしたいけど手術はしたくない」とのお声をよく頂きます。電話している女性諦めずに、まずはお気軽にご相談ください。