コラム

コーヒーは身体に良い?悪い?

こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!

 

 

最近はだいたいどのコンビニでも販売するようになりました。 日本人は世界でも指折りにこの飲み物が好きなようです。 そう、コーヒーです。 スタバやタリーズなどのシアトル系と呼ばれるコーヒーショップも増えましたよね。

 

コーヒーは身体に良くないからあまりたくさん飲んではいけないという話を聞かされたことはありませんか?
昭和の頃のコーヒーは、むしろあまり健康的なイメージのない飲み物でした。胃に悪い、眠れなくなる、肌にも悪いなどと言われてきた主な原因はカフェインです。

ただ、現在では発がん性や、コーヒーそのものが胃を痛めるということはほとんど否定されています。ただし、コーヒーを飲むと胃酸の分泌が促進されることがあり、そのせいで胃が痛むことはあるようです。

カフェインには良い点もあります。
最近の研究では、糖尿病や心臓病の予防効果やある種のガンの抑制効果、体脂肪の分解を助ける効果など、さまざまな効能が注目されてきています。

ただ、貧血症状のある方はコーヒーを飲むタイミングに注意が必要です。
コーヒーは緑茶・紅茶などと同じくタンニンを含みますので、鉄分の吸収を阻害する可能性があります。食後は30分以上経ってから飲むようにしてください。
同じ理由で、貧血のお薬や鉄剤を、タンニン入りの飲み物で飲むことはNGです。

また、よく誤解されますが、コーヒーの成分=カフェインのみではありません。
上記のタンニンの他にも、コーヒーの中にはカフェイン以外のさまざまな成分も含まれています。
中でもクロロゲン酸には、非常に高い抗酸化作用があることが注目されています。健康効果としてよく名前の挙がるポリフェノールも含んでいます。

 

直近では、コーヒー豆に「モルヒネ」よりも持続時間が長いと思われる鎮痛作用のある成分の含有が確認されたというニュースも発表されていました。マウスの実験ベースとのことですが、将来的に健康食品や医薬品に利用されるかもしれません。

 

結局、嗜好品であるコーヒーですから、ありきたりな結論ではありますが、なにかの効能を求めて限度を超えて飲むことなく、適度に嗜むことが身体にも良い飲み方と言えるでしょうか。
その上でなにか好ましい効果が現れたらいいなと期待するくらいが丁度いいのかもしれません。