こんにちは！
市ケ谷整体院の野元です！

サプリメントはなかなか流行り廃りの激しいものですが、サプリ先進国アメリカで以前話題になっていたのが「MSM」。これ、なにかというとメチルサルフォニルメタンの略称で、天然のイオウ化合物のことです。

イオウは体内で酵素や抗体、軟骨、コラーゲン、毛髪、爪、皮膚などを作るのに必要な物質で、システインやメチオニンなどの含硫アミノ酸の生成に不可欠です。コラーゲンをつくるのに必要な物質ですから、爪、髪の毛、皮膚を強くするのに有効なんだそうです。

また、機序はよくわかっていないながら、花粉症やハウスダストなどのアレルギー症状を軽減するとも言われています。なんと、早い人では数日～2週間程度で効果が実感できることもあるとか。通常、花粉症に対応するためには薬などを数ヶ月前から飲んでおいたほうがいいと言われることを考えると、もしも2週間で軽減効果が得られるなら助かりますね！

関節炎の痛みと炎症にも優れた抑制効果があるとされています。コンドロイチンやヒアルロンサンと一緒に摂れば、効果がアップすることが確認されており、加えて、なんと間質性膀胱炎を予防する効果もあるんだそうです。

日本では肌のためにはコラーゲン！という認識が浸透していますが、アメリカではコラーゲンそのものを飲むことは少なく、目的に合わせてビタミンC＋MSM（コラーゲン生成）、グルコサミンやコンドロイチン＋MSM（関節痛）、シリカ＋MSM（美肌・美髪）などという選び方が一般的なようです。

髪や爪や肌を綺麗にするよう働きかけ、アレルギーにも効果が期待できて、関節痛にも効果が期待できるなんて、なんてチートな成分なんでしょうか！

日本では関節痛といえば「グルコサミン＆コンドロイチン」という印象がありますが、最近はさまざまな研究報告を受けてか、日本でも一緒にMSMを配合した商品が増えてきています。

ちなみに、直接肌に塗るタイプのMSMクリームというものもあって、評判を見ているとこれも肌の状態の改善や関節痛の抑制に効果があるとか..。
粘膜を強くするとも言われているそうで、花粉症で粘膜などに症状の出る方は、試してみる価値があるかも！