コラム

アスタキサンチン?

こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!

もうすぐ冬がそこまでやって来ているような朝晩の冷え込みですが、皆さん風邪など引かれてないでしょうか。
冬の味覚と言えばやはり蟹でしょうか..(最近はかにかましか食べてません)
絵に描かれる時はほとんどが赤く塗られる蟹ですが、生の状態では褐色というのか、グレーっぽいというのか、とにかく鮮やかな赤とはほど遠い色をしています。
海老も同じくで、基本的には茹でて(熱を通して)初めて見慣れた赤い色に変わるのです。あの赤色の正体が、カロテノイドの一種「アスタキサンチン」です。

最近は、その強い抗酸化作用から化粧品などにも使われている為、アスタキサンチンに関しては女性のほうがよくご存じかもしれません。ドラッグストア等ではサプリの取り扱いもあるのではないでしょうか。

 

他にも鮭がもともと白身の魚だということはご存知ですか?

エサにアスタキサンチンを含むオキアミやエビなどの甲殻類を食べるため、色素が身に蓄積されて赤くなるそうです。アスタキサンチンの抗酸化作用には、活性酸素を減らす働きがあります。

酸化は美容と健康の敵!アンチエイジングのためには抗酸化作用のあるものを積極的に取り入れる!という認識は、昨今広く認識されていると思いますが、アスタキサンチンの抗酸化作用は、なんとビタミンEの1000倍とも言われています!

 

脳には大切な器官を守るためのBBB(血液脳関門=blood brain barrier)というものがあって、通常不要な物質は入れないのですが、アスタキサンチンはこのBBBを通過できる数少ない物質ですので、直接脳や目に働きかけることができます。その為、活性酸素や動脈硬化から、大切な脳を守る効果にも大きな期待が寄せられているのです。

 

それだけでなく、美肌効果、眼精疲労、血管の若返り、生活習慣病への効果、疲労回復、はてはダイエットにまで役立つと言われています。

蟹入りの石狩鍋だったら..

たっぷりの野菜に発酵食品である味噌も一緒に摂れますから最強ですね!

同じく抗酸化作用を持つビタミンCといっしょに食べるとアスタキサンチンの効果が増すとされていますが、鍋だと火を通してしまうのでビタミンCが足りないかなという場合は、副菜などで補う事をお勧めします!