コラム

質問力?

こんにちは!

市ケ谷整体院の野元です!
健康ネタが思いつかないので今日は少々個人的な趣味のお話になってしまいますが..
高校野球が今年も盛り上がっています!
全力で戦う高校球児たちの姿は勝敗に関係なく清々しいもので、プロ野球観戦とはまた違った面白さがあります。

 

 

ある高校の野球部での話。

 

中々打てないスランプの選手がいました。

監督からはいつも..

「ボールをよく見ろーっ!」

「ちゃんと目ぇ開けてしっかり見ろーっ!」と言われます。

 

それでもバットにボールが当たらないスランプの選手。

 

そんなある日、監督が出張か何かで数日間不在にする時があり
その間だけ、別のコーチが野球部の面倒を見ることになったそう。

 

さっそくそのコーチの目に止まる相変わらず空振りばかりで一向に打てる様子がないスランプの選手。
すると、彼を見ていたコーチがこんな質問をしました。

 

「なぁ、ボールは、どちら向きに回転してる?」

 

この質問の直後、彼のバットにボールがかするようになります。
で、コーチは立て続けに次のような質問をします。

 

「おっ、すごい。当たったじゃん。」
「で、ボールは、バットのどの辺に当たった?」

 

その質問の何球か後にはかすっていたボールが、
徐々に芯を捉えるようになっていったそうです。

コーチの発した「たった1つの質問」、つまり「たった1つの具体的な指示」によって彼は打てるようになりました。

 

監督から散々言われていた「ボールを見ろ!」。これも1つの指示ではあります。
もちろん、見ようとしていたとは思いますが、実際には見えていなかったんですね。

 

この監督と、このコーチ。
どちらもスランプの選手に対し「指示」を出しているわけですが、指示が「具体的」か「抽象的」かの違いですね!

 

抽象的な指示というのはただ「頑張れ!」というのと同じで

すでに頑張っている人からしてみれば、「これ以上、何をどう頑張ればいいんだ?」と
かえって苦しませてしまったり、迷わせてしまったりする可能性もあるかもしれません。

 

 

これはまさに私たちの日常にも言えることですが
「質問力」と「具体的な指示」の大切さはお客様との会話でも重要なので磨いていきたいと思います!