こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!
現代人は忙しくて、とかく睡眠をおろそかにしがちです。でも、それは思ったよりも健康に悪影響を与えるのかもしれません。 質の良い十分な睡眠が健康のためには大事!というお話です。
もちろん、いまだに睡眠や脳に関しては解らないことも多いのですが、現時点で睡眠の役割として良く知られているのが..
脳と身体を休ませる
記憶の整理・定着
成長ホルモンの分泌を促し、身体を成長、あるいは修復する
体内時計のリセット
などでしょうか。
ここに近年加わった説が2013年に科学誌サイエンスに発表された研究論文による「脳のお掃除タイム」です。
この研究によりますと、深い睡眠中には、脳の容量は60%程度にまで収縮するのだそうです。そのせいで脳細胞のあいだに隙間ができ、脳脊髄液が流れやすくなることによって効率的に溜まった老廃物の掃除をするとされています。
また、脊髄液を送り出すには大量のエネルギーを必要とするので、それは脳が活発に働いていない睡眠中に行われるとのこと。
脳内老廃物の排出は、なんと睡眠中には起きている時の10倍になるそうです。
「ぐっすり眠ると、朝には頭がすっきり!」は、理由のあることだったんですね!
この老廃物とされるものの中には、アルツハイマーの発症に関係するとされている「アミロイドβ」も含まれます。
つまり、質の良い睡眠を取るということは、認知症の予防としても効果的だと考えられるということです。
通常、成人の1日の睡眠時間は7~8時間必要とされています。
人生の1/3を眠って過ごすなんて!と思いがちですが、それだけの時間を使うには色々な必要性があるということ。
ちなみに、どうしても働いている日は忙しくてそんなに寝られない!という方。
基本的には、あまり休日だけ睡眠時間を何時間も長くすることは体内時計がおかしくなってしまうこともあるため良くないとされていますが、そういう場合は翌朝だらだらと遅くまで眠るのではなく、入眠時間を早くして、起きる時間はいつもと同じ時間にするのが良いそうですよ!