こんにちは!
市ヶ谷整体院の野元です!
コーヒーは身体に良くないからあまりたくさん飲んではいけないという話を聞かされたことはありませんか?
昭和の頃のコーヒーは、むしろあまり健康的なイメージのない飲み物でした。
胃に悪い、眠れなくなる、肌にも悪いなどと言われていました。
悪いと言われてきた主な原因はカフェインです。
ただ、現在では発がん性や、コーヒーそのものが胃を痛めるということはほとんど否定されています。ただし、コーヒーを飲むと胃酸の分泌が促進されることがありますので、そのせいで胃が痛むなどということはあるようです。
カフェインには良い点もあります。
最近の研究では、糖尿病や心臓病の予防効果やある種のガンの抑制効果、体脂肪の分解を助ける効果など、さまざまな効能が注目されてきています。
少し変わったところでは、ドライアイの改善にも効果があるのではと言われているそうです。カフェインは唾液や消化液の分泌を増やす働きがあるのですが、同じように涙も増やす効果があるとのこと。
ただ、カフェインの効き方は個人によって大きく異なり、一杯コーヒーを飲むだけで眠れなくなる人もいれば、何杯飲んだところで影響ないという人もいますので、自分の体質を省みての加減は必要ですね。
貧血症状のある方はコーヒーを飲むタイミングに注意が必要です。
コーヒーは緑茶・紅茶などと同じくタンニンを含みますので、鉄分の吸収を阻害する可能性があります。食後は30分以上経ってから飲むようにしてくださいね。
同じ理由で、貧血のお薬や鉄剤を、タンニン入りの飲み物で飲むことはNGです。
また、よく誤解されますが、コーヒーの成分=カフェインのみではありません。
上記のタンニンの他にも、コーヒーの中にはカフェイン以外のさまざまな成分も含まれています。
中でもクロロゲン酸には、非常に高い抗酸化作用があることが注目されています。健康効果としてよく名前の挙がるポリフェノールも含んでいます。
なかなかひと言では語れない、複雑な飲み物なのです。
結局、嗜好品であるコーヒーですから、ありきたりな結論ではありますが、なにかの効能を求めて限度を超えて飲むことなく、適度に嗜むことが身体にも良い飲み方になるのでしょうね。
その上でなにか好ましい効果が現れたらいいなと期待するくらいがちょうどいいのかもしれません。