股関節痛

股関節痛足のつけ根、股関節に痛みや違和感がある方。「立ち上がる時痛い」「体重をかけると痛む」「妊娠してから股関節が痛い」「寝返りが打てない」というような痛みを抱えていませんか?

股関節は日常の動きや姿勢(歩く・走る・座る・立つ・跳ぶ)などのサポートをして、歩行時には片側の股関節に体重の約6倍もの荷重がかかります。
股関節と肩関節は大きな可動域を持っていて、構造は似ているのですが、肩関節と違い股関節の靭帯と関節包はぶ厚く安定しています。可動性が低下し変性がおこると、歩行時に痛みや動き辛さを感じます。

原因の多くは、不良姿勢、脚の長さの左右差や骨盤の歪みによる股関節の軟骨の摩耗。腰椎・仙腸関節のアンバランスや機能障害。スポーツによる股関節への過剰な負荷があります。

発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)

発育性股関節形成不全の多くは、赤ちゃんを寝かせるときやオムツを履かせるときに不自然な態勢になることで股関節が脱臼します。足をまっすぐにして履かせたり、抱っこする時に足を伸ばしっぱなしにするのが原因です。
先天性股関節脱臼と書いてあっても、9割はこのような後天的なものが要因です。

股関節の動きがぎこちなく股関節を開いたときに「ポキッ」っと音が鳴ったりしますが痛みはありません。歩行時にバランスが崩れるので、成人になってから股関節が変形し、股関節・腰・太ももに痛みを訴える事が多いです。

臼蓋形成不全

成人女性の7%に股関節臼蓋形成不全があります。
これは、股関節に臼蓋と呼ばれる大腿骨を受け止めるお皿の様なものがあります。大腿骨の骨頭がすっぽり納まるように形成されていますが、この臼蓋が生まれつき小さいなど不完全な状態のせいで大腿骨の納まりが悪く、摩擦が生じやすくなります。
最近では

動作時にうまく噛み合わないので、股関節に違和感や軽い痛みがあります。
若いうちは関節がしっかり厚みがありクッションとして役割を果たすのですが、30代~40代位で段々軟骨がすり減り症状が出てきます。歩行のバランスが崩れるので、背中・腰・太ももが痛む方もいます。

変形性股関節症

加齢とともに股関節の軟骨がすり減り、骨と骨の間隔が狭くなることで可動域が狭くなってしまい違和感や痛みが出ます。重症化すると摩擦によって骨の棘(骨棘)が股関節を刺激して変形することで炎症が生じ、痛みが増します。

変形性股関節症の多くは元々臼蓋形成不全・先天性股関節脱臼の方が中高年になった時に発症します。そうでない人も、不良姿勢や運動不足で身体のバランスが崩れて股関節に負担がかかると、高齢になるにつれて股関節が変形して腰・股関節・太ももに痛みが出ることがあります。

妊娠中や産後の股関節痛

「歩いていると段々股関節が痛くなってくる」「足のつけ根がチクチク痛む」「股関節が重だるい」など、妊娠中の約5割の方が股関節痛を感じています。

妊娠中は「リラキシン」というホルモンが妊娠初期と後期に多く分泌され、スムーズな出産に備えて関節・靭帯・筋肉が緩みます。骨盤周りの軟部組織が緩むと骨盤が歪みやすくなり重心が前後左右に崩れます。股関節に痛みが生じたり、筋肉に負担がかかり固くなることで痛みが出ます。

妊娠中や産後の股関節痛痛みを我慢しているとさらにバランスが崩れ症状が悪化する恐れがあります。緩みすぎた骨盤を締めるように整えてあげると痛みも治まり、体調も回復して安定するので安産も期待できます。
産後直後もまだ関節や靭帯は緩い状態なので、股関節痛や臀部の痛みが出ることがあります。長時間不良姿勢で座り続けたり、授乳中はあまり前かがみにならずクッションを使い姿勢に気を付けましょう。
逆に、産後は骨盤矯正のチャンスです。産後6カ月の間に骨盤を矯正すると安定しやすくなり姿勢改善やお腹周りがスッキリします。腰や股関節痛も治まりやすいです。

カイロプラクティックで股関節痛を改善

股関節痛の原因の多くは股関節だけではなく、骨盤や背骨・姿勢など股関節以外のところにあることはお伝えしました。先天性のものであっても、身体のバランスが崩れれば余計悪化してしまいます。

カイロプラクティックで股関節痛を改善市ヶ谷整体院ではまず、股関節痛になってしまった身体の歪みの元を特定しカイロプラクティックで骨格矯正をすることで股関節への負担を減らし、狭くなってしまった関節の隙間を広げます。
その場で痛みを和らげるだけではなく、長期的な改善・予防も期待できます。

股関節痛の違和感・痛みを我慢し続けると重症化して歩行が困難になってしまいます。
股関節痛でお悩みでしたらお気軽に市ヶ谷整体院までご相談下さい。