コラム

ストレスとは?

こんにちは!
市ケ谷整体院です!

年末が近くなってくると多忙でお疲れの方が多くなります。
そんな疲れの要因の一つでもある「ストレス」。
万能の免罪符なのか、あらゆる現代病の大元なのか..

病院などで、検査で原因がわからない不調・不具合などの場合にも「原因はストレス」と言われるのは珍しくありません。あまりにも言われるものですから、免罪符のように、なんでもそれで済まされてもなぁ…という気持ちになる方もいるかもしれません。
では、いったいストレスとは実のところなんなのでしょう?

現代社会はストレスにあふれていると言われますが、これはもう、各々の環境や性格によっても感じ方が違うわけですから、とても一元化して語れるものではありません。

以前「孤独を感じている人は、寿命が縮む可能性が30%高くなる」という調査結果をアメリカのブリガムヤング大学などの研究チームが発表したことがありましたが、これは同じ状況におかれても「孤独を感じない人」には当てはまらないのです。ストレス耐性は個人個人により、大きく差があるということですね。

ストレスにより身体に及ぼす影響
では、具体的にストレスがどのように身体に影響を与えるのでしょう?
人間がストレスを感じると、それに反応してノルアドレナリン、アドレナリン、コルチゾールという「ストレスホルモン」が分泌されます。

アドレナリンはよく聞きますよね。単純にいうと身体反応を逃亡や戦闘態勢にもっていくホルモンで、怒っているときなどにも分泌されています。
コルチゾールは抗ストレス反応として分泌されますが、長期ストレスなどで過剰に分泌されることが続けば、免疫力が抑制されたり、傷が治りにくくなったり、代謝を狂わせたりします。

コルチゾールを分泌する副腎が疲れ果ててしまうと、うつ病と間違えやすい「副腎疲労症候群」という症状を引き起こす可能性もあります。

なかなか人間の身体と心は分かちがたく、病気を患ってしまったり、心にストレスを受ければ身体の調子まで崩してしまいます。「健全な精神は健全な肉体に宿る」古代ローマの詩人ユヴェナリウスの言葉の誤訳ではありますが、心身ともにケアを心掛けていきたいですね!