コラム

辛い身体、台風のせい?

こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!

 

 

台風10号が接近しています。
週明けに九州地方に接近するようですが、まだ豪雨災害の復興中ですので本当に心配です。

 

台風や低気圧がやってくると、なんだか体調が良くないと感じる方が多くなります。実はこれ、気のせいとも言えません。

低気圧の場合、大気中の酸素濃度が下がり、副交感神経優位となります。
副交感神経が優位となると、血管が拡張し、血圧が下がる傾向になり、その反応が急激すぎると、低血圧や血行不良を引きおこし、自律神経の乱れもあって、だるさや気力減退や頭痛、めまいの原因となるそうです。

そのほか、台風などがやってくる時には必然的に湿度が高く、気化熱を利用しての体温調節がうまく働かないために皮膚表面の血管が膨張し、心拍数を増やすことで体温調節に対応しようとする変化が起こるのだとか。

低気圧や酸素量、自律神経の変化や湿度に関しても、健康な方にはたいした影響なく対応できることなのですが、やはりどこか体調の悪い方、病気や片頭痛などを抱えている方には、影響が出てしまうことも考えられます。

気圧、気象の影響を受けやすい方は、一般的に胃腸の弱い、あまり体力のない方と言われています。特にぜんそくの方も、影響を受けやすい傾向にあり、注意が必要です。

 

基本的に、気象に関わる不調は確実に医学的な証明があるわけではなく、特別な対応策もほとんどありません。
日常的に生活リズムを整え、必要な睡眠を取り、胃腸を酷使しない。また、必要以上の冷暖房などは控え、その季節の気候条件に身体を慣らすこと、などが対応策として挙げられています。

ただでさえ、暴風雨が吹き荒れると憂鬱になりますし、水害も心配になりますので、大きな台風は来ないに越したことはないのですが、適度に雨には降ってもらわないと渇水問題なども出てきます。難しいところですね。
人間がコントロールできないこととはいえ、季節ごとの気象現象が適度で緩やかに移り変わる年の記憶があまり無いような気がします。

 

昨今は日本中どこででも「異常気象」が叫ばれることが多く、なかなか安心できない状況にはなってきていると思いますので、どこの土地でもしっかりとした対策と準備が必要です。皆さんもくれぐれもお気を付けください!