コラム

腸内環境は脳にも影響する?

こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!

 

 

最近はテレビ等で腸に関する健康番組が放送されていますが、現在、健康と腸内細菌は切り離しては語れない関係になってきています。

 

「脳腸相関」という言葉をご存知でしょうか?

腸は「第2の脳」と呼ばれ、脳と腸は、自律神経、ホルモンやサイトカインなどの情報伝達物質を通して、互いに密接に影響を及ぼし合っています。

脳がストレスを感じると、お腹が痛くなったり便意をもよおしたりするのは、自律神経から腸にストレスの刺激が伝わる為です。腸が病原菌に感染すると、脳は不安を感じるのです。
また、腸からホルモンが放出されると、脳は食欲を感じます。まさに、腸は「第2の脳」ですね!

 

腸内環境で健康管理

最新の医療では、潰瘍性大腸炎でさえ、便移植という「健康な人の腸内細菌を患者に移植する」という方法で治療し、良い結果を得ている例があるそうです。
アメリカなどではすでに、選び抜かれた健康な人の便を集めた「便バンク」まであるのだとか!

また、腸内細菌は肥満や痩せすぎなどの体型、精神の状態まで影響すると言われていますし、人体の免疫のほとんどを司っているのも腸です。
地味なようでいて、実はとても大切な臓器が腸なのです。

ほとんどの不調、生活習慣病などの原因になっているのではないかと言われ始めている「慢性炎症」も、腸から始まると言われています。

 

体調がすぐれない…原因は?

なにか調子が悪い、原因がわからないという方、おなかの具合はいかがでしょうか?
食べるもの、生活習慣に気をつけることは勿論ですが、姿勢が悪くなっていたり、呼吸が浅くなっていたりしないでしょうか?
猫背になり姿勢が悪くなると内臓を圧迫し、呼吸が浅くなると横隔膜がほとんど動かないために、どちらも肝臓や腸への血流が悪くなってしまうのだそうです。

私たちの健康に大きく関わっている「腸内細菌」。
一時のブームで終わらせず、これからもしっかりと大切にしていきたいですね。

 

慢性炎症の影響は腸だけに留まらず全身に飛び火します。 ケガや発熱で急激に起こる炎症はわかりやすいですが、慢性炎症には明らかな自覚症状がないことが多いのです。
小さな火でもくすぶり続けると大きな火事になるように、慢性炎症も知らず知らずのうちにさまざまな身体への悪影響となりますので、なるべく気をつけたいところです!