こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!
3月も残り僅か..歓送迎会や年度末でお忙しい方も多いのではないでしょうか。
4月といえば8日はお釈迦様のお誕生日で「花祭り」「灌仏会」を行う日だそうです。仏像に甘茶を灌ぐことから「灌仏会」と言われるのですが、この時使う甘茶は厳密には甜茶とは区別されるんです。
甘いお茶は甜茶の一種?
甜茶とは、本来広義で「甘いお茶」すべてのことを指すそうです。
Wikipediaでは、「甜茶とは、中国茶の中で植物学上の茶とは異なる木の葉から作られた甘いお茶の総称。古くからある薬草茶の一つ。」と説明されています。そういう意味で言えば、甘茶は甜茶の一種ということになります。でも、今の日本ではバラ科の一種を指して「甜茶」と呼んでいます。花粉症に効くと言われる、あの甜茶です!
同じくwikiでは、甘茶は以下のように説明されています。
「甘茶は、ユキノシタ科の落葉低木ガクアジサイの変種であるアマチャ。また、その若い葉を蒸して揉み、乾燥させたもの。およびそれを煎じて作った飲料。ウリ科のつる性多年草であるアマチャヅルの葉または全草を使った茶も甘茶ということもあるが、前者の「アマチャ」を使った甘茶が本来の甘茶である。」
花粉症にも効果的?
甜茶は、花粉症に効くと言われるだけあって抗アレルギー作用があると言われているのですが、これが実は独立行政法人国立健康・栄養研究所から「調べた文献の中に信頼できる十分なデータが見当たらない」との告知されているんだそうです。
片や甘茶のほうですが、こちらは「生薬としては、抗アレルギー作用、歯周病に効果を有する」と日本薬局方に収載されています。ということは、花粉症に効くことを期待して飲むのならば、甘茶のほうがいいということなんでしょうか?
もう少し調べてみますと、どうやら甜茶といっても花粉症に効くと言われているのはバラ科キイチゴ属の「甜葉懸鈎子」のみ。この種類のみに甜茶ポリフェノールが含まれるのだそう。ポリフェノールが効能として働くということで、レンコンなどと理屈は同じようなものかもしれません。試してみる人の多い民間医療のひとつである、ということのようですね。
ただ厚労省の花粉症に対する民間医療調査で効果あり「14%」は少し微妙なところですね..