コラム

寝つきがいいのは不健康!?

こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!

 

 

 

突然ですが皆さん、睡眠はしっかり取れていますか?
横になってから寝付くのに時間がかかって中々早く眠れないというお話をよく聞きます。

よく眠れず寝苦しい夜..
それに対して、「寝つきがよい」「どこでも眠れる」は、健康的な眠りの証拠に見えるかもしれません。でも本当にそうでしょうか?

 

実は、睡眠時間が十分に満ち足りている人が、消灯してから寝つくまでに15分程度かかるのはざらにあることです。夜になって、眠りに入る体内環境がしっかり整ってから、眠気は緩やかに訪れます。

寝床に入る時刻が早すぎると寝つくのに時間がかかり、逆に夜更かしをしたり睡眠不足をため込んでいたりすると、寝つきは非常に良くなります。日によって疲れ方も違うし、前夜の睡眠時間の長短などによって、寝つくまでの時間も日々変動するのが普通です。

 

「毎日、寝床に入るとあっという間に寝てしまう」

そのような人は、慢性的な睡眠不足を抱えている可能性があります。
特に、仕事が早く終わった夜、普段よりも早く寝床に入ったときにも寝つきが良い場合は要注意です。詳しい説明は割愛しますが、睡眠は後ろにずらす(夜更かしをする)ことは簡単にできても、前にずらす(早寝をする)のは難しいという特徴があるからです。

 

普段よりも早い時刻に就寝しても寝つきが良いのは睡眠不足の兆候です。

さらに、昼間に「どこでも眠れる」という場合は、体に赤信号がともっている証拠です。

比較的若い年代に多く、自分では「6時間程度眠っているから大丈夫だろう」と考えていても、体が必要とする睡眠時間はもっと長いため、睡眠不足が徐々に蓄積して日中の眠気につながっているのです。

 

このような人に共通して見られる特徴が、「寝床に入ればバタンキュー」「いつでもどこでも眠れる」です。これは健康的な眠りのサインではなく、体の悲鳴です。実際、よく調べると認知機能(パフォーマンス)が低下していたり、ストレスホルモン濃度が高かったりと、心身に負担がかかっていることも明らかになっています。

 

 

「会議が始まるとすぐに眠気が出る」「電車の中で座ると寝落ちしてしまう」「夕食後にソファで横になると居眠りしてしまう」……。思い当たる方は、ご自分の睡眠習慣を見直してみてはいかがでしょうか。