コラム

海のミルク

こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!

 

 

栄養素が豊富で海のミルクとも言われる牡蠣。牡蠣フライに牡蠣鍋、生牡蠣といろんな楽しみ方ができます。最近では海外を含めあちこちの産地から取り寄せることで年中食べられたりもするのですが、やはり冬の味覚という印象が強いですね。さて、その牡蠣の栄養と問題点のお話です。

 

亜鉛が多く含まれる食べ物第一位
牡蠣の栄養として有名なのが亜鉛。あらゆる食べ物の中で、亜鉛の含有率は牡蠣がダントツです。生牡蠣が13.2mg/100gなのに対して、2位のビーフジャーキーでさえ8.8mg/100g、3位の豚レバーで6.9mg/100gとなっています。

 

亜鉛は体内で広く働くミネラルで、非常にたくさんの酵素の活性化に関わっています。主に細胞分裂や成長にかかわり、不足すると発育不全や味覚障害、免疫力の低下や身体の修復能力の低下、爪や髪の異常にも繋がります。

 

牡蠣に含まれる栄養
重要な亜鉛のほかにも、牡蠣には多くのビタミン・ミネラル、タウリン、グリコーゲンなども豊富に含まれています。美味しい季節に美味しくいただきたい食材です。

ただし、残念ながら食中毒やアレルギーを起こしやすい食材でもあります。ノロウイルスと牡蠣の関係は有名です。

しかし、これは二枚貝の生息域に人間が排水などを行い、ノロウイルスで汚染することが原因なので、牡蠣が悪いわけではなく、人間の自業自得だとも言えますね。

 

加熱用と生食用の種類は一緒?

加熱用と生食用の牡蠣は、種類が違うわけではありません。生息域が違うのです。生食用のほうが、厳密に汚染が少ないと考えられる海域で育てられているわけです。

 

加熱用の牡蠣は必ず85度以上で一分以上加熱し、生食用の場合も体調が悪い時には生で食べることは避けるなど、最低限の注意は必要です。

 

生食の時には必ずそれ専用のものを、加熱用を食べる時には必ずしっかりと加熱するなど、気をつけるべきところはしっかりと注意して、栄養豊富な牡蠣を楽しみましょう!