コラム

暖かいけど注意!

こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!

 

 

週末から土日は降雪の予報もあるぐらい冷え込むようです。
これだけ寒くなってくると、暖房器具が大活躍しますね!

エアコンだと乾燥、ストーブだとやけどや火事など、どんな器具にもそれぞれに注意点はありますが、今回はじんわり長く、皮膚のごく近いところで熱を発するものについてのお話です。

 

人間、急激にとても熱いものに触れると、反射的にそれから離れます。ですが「暖かくて気持ちがいい」というものの場合、特に離れようともしませんよね。これからの時期活躍する、湯たんぽや使い捨てなどのカイロ、電気毛布、こたつなどです。

でも実は、適度に暖かいものでも、ずっと長くそれに触れているとやけどを負う可能性があります。これが、低温やけどです。

44度でも、3~4時間触れていれば、やけどを負う可能性があるそうです。もちろん、温度が上がればだんだんと時間は短くなっていき、50度にもなるとほんの2~3分でも危険性があります。

50度というとすごく熱そうですが、多くの使い捨てカイロの最高温度は60度を超えます。平均でも50度を超えているものが多く、持続時間も10時間というものがめずらしくありません。

 

最近は、流行もあって湯たんぽでの低温やけども増えているそうです。
湯たんぽは、商品によっては「寝る前には必ずふとんから取り出してください」と注意書きがされています。ふとんに入れる場合でも、カバーやタオルで覆ったりすることが望ましいです。

 

低温やけどになる前の対処法

 

1.適度な暖かさでも、何時間も熱源に触れ続けない。

 

2.貼るタイプのカイロは、熱いと感じたらすぐに剥がすようにする。

 

3.ホットカーペットの上、ストーブ前、こたつの中などで眠らない。

 

4.湯たんぽや電気毛布は、人間がふとんに入る前に温める目的で使う。

 

特に電気毛布の場合、一晩中使用すると、低温やけどの危険性だけでなく、ふとんの中が乾燥してしまいますので、それもよくありません。低温やけどは、見た目に軽症に見えても、実は皮膚の深い部分でやけどを起こしていて重症だったということがありえます。

 

水ぶくれや痛み、違和感がある場合は、見た目で判断せず、できるだけ医療機関を受診してください。上手に暖房器具を使って、暖かくて安全に暮らしたいですね!