コラム

ストレスって何?

こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!

 

年末が近くなってくると多忙でお疲れの方が多くなります。
そんな疲れの要因の一つでもある「ストレス」。
万能の免罪符なのか、あらゆる現代病の大元なのか..

労働安全衛生法の一部改正を受け、平成27年12月1日にストレスチェック制度が施行されましたが皆さんのストレスの度合いは如何でしょうか?

 

病院などで、検査で原因がわからない不調・不具合などの場合にも「原因はストレス」と言われるのは珍しくありません。あまりにも言われるものですから、免罪符のように、なんでもそれで済まされてもなぁ…という気持ちになる方もいるかもしれません。
では、いったいストレスとは実のところなんなのでしょう?

現代社会はストレスにあふれていると言われますが、これはもう、各々の環境や性格によっても感じ方が違うわけですから、とても一元化して語れるものではありません。

以前「孤独を感じている人は、寿命が縮む可能性が30%高くなる」という調査結果をアメリカのブリガムヤング大学などの研究チームが発表したことがありましたが、これは同じ状況におかれても「孤独を感じない人」には当てはまらないのです。ストレス耐性は個人個人により、大きく差があるということですね。

 

ストレスにより身体に及ぼす影響

では、具体的にストレスがどのように身体に影響を与えるのでしょう?
人間がストレスを感じると、それに反応してノルアドレナリン、アドレナリン、コルチゾールという「ストレスホルモン」が分泌されます

アドレナリンはよく聞きますよね。単純にいうと身体反応を逃亡や戦闘態勢にもっていくホルモンで、怒っているときなどにも分泌されています。
コルチゾールは抗ストレス反応として分泌されますが、長期ストレスなどで過剰に分泌されることが続けば、免疫力が抑制されたり、傷が治りにくくなったり、代謝を狂わせたりします。

コルチゾールを分泌する副腎が疲れ果ててしまうと、うつ病と間違えやすい「副腎疲労症候群」という症状を引き起こす可能性もあります。

 

なかなか人間の身体と心は分かちがたく、病気を患ってしまったり、心にストレスを受ければ身体の調子まで崩してしまいます。「健全な精神は健全な肉体に宿る」古代ローマの詩人ユヴェナリウスの言葉の誤訳ではありますが、心身ともにケアを心掛けていきたいですね!