コラム

何事もバランス良く..

こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!

 

 

今年の立冬は11/7(月)でした。世間ではまだ秋がようやく深まってきて、紅葉が始まったばかりですが、暦の上ではもう冬が始まりました。立冬は、全国米菓工業組合が設定した「あられ・おせんべいの日」でもあるそうですが、冬至のゆずやカボチャなどのように、特に「立冬にはこれを食べる」と決まった食物はないらしく、広い意味で旬のものを食べて冬に備えようという時期になります。

 

ところで「新型栄養失調」という言葉をご存知でしょうか?
この飽食の時代に栄養失調なんてあるわけないと思いがちですが、実はなかなか深刻な問題になっているようです。

 

高齢者が特に取り上げられていますが、食事を極端に減らすなど無茶なダイエットを行う若い女性などにもこの症状が増えています。外見はすごく細いのに、体脂肪率だけがとても高い方など要注意です。

 

新型栄養失調とは、加工品やコンビニ食、インスタント、菓子パン、お菓子などの手軽に食べられる炭水化物過多な生活を送ることにより、カロリーだけは足りているのに、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養が不足している状態を言います。

 

満腹なのに、気が付けばなにかおやつをつまんでいるということはありませんか?人間の身体は、タンパク質やビタミン・ミネラルが必要量に達していないと、それを補おうとして食べ過ぎるとも言われています。この時にちゃんとタンパク質やビタミン・ミネラルを補えればいいのですが、ただ単に食欲がおさまらないというふうに感じるだけでは、手軽なお菓子やスナック、パンなどに手を延ばすことになり、悪循環にハマってしまいます。

 

 

新型栄養失調を避けるためには、なによりもタンパク質をしっかりと摂ることが大切です。人間の身体は約60%が水、その他にはタンパク質(約18%)や脂肪(約18%)、ビタミン・ミネラル(約3.5%)でほとんど作られています。それらが足りないと、身体に不調が出てきます。

これからの季節、たくさんのお魚やお肉、野菜などを入れた鍋などが手軽に作れますから、ぜひ「満腹」だけでなく「食べるものの質」にもこだわって寒い冬に備えてくださいね!