コラム

28℃は適温?

こんにちは!

市ケ谷整体院の野元です!
連日の猛暑が続いていますが皆様夏バテしていませんか?
さて、外の異常な暑さはもちろんですがエアコンがガンガンに効いた室内も特に女性にとっては悩ましいところではないでしょうか。
そこで米カリフォルニア州にあるアメリカ合衆国エネルギー省の研究所、ローレンス・バークレー国立研究所の論文が紹介された記事を見かけたのですが..
室温と労働効率の関係について書かれたこの論文では、「オフィスワークにおけるパフォーマンスが最も高くなる室温」の研究結果について発表していて、温度の変化によるパフォーマンスの変化を統計学的に計算・分析した結果、パフォーマンスが最も高くなる温度は21.75℃だったそう!
nature.comに掲載された論文によると、女性は基礎代謝が男性よりも低く寒さを感じやすいため、最適気温に対して+3℃にするのが快適だそうで、つまり24.75℃が最も良いということに..
ただアメリカ人は日本人よりも筋肉量が違う(代謝が活発)であるため、エアコンを低めに設定する傾向があるとのこと。環境省はクールビズで「冷房時の室温28℃」を推奨していましたが、明らかに暑いですし、なぜこの温度が推奨されているのか明確にされていませんでした。
しかし今になって実は科学的根拠がなく、28℃推奨を撤回するという話になり始めています。
また、別の記事ではNECとダイキンがエアコンで眠気防止の実験を行い、小型カメラで瞼の動きを撮影し続けて眠気を察知すると、エアコンの室温設定を通常の27度から、途中で24度に下げて刺激を与え、再び27度に戻すという条件にしたそう。
すると、照明の明るさを変えたり、香りの刺激を与えたりするときと比べ、覚醒度が大きく高まり、眠気を45分以上抑え続ける効果が!
急に涼しさを感じると、体温低下を防ぐために血管が収縮し、交感神経が刺激されることで、覚醒度が高まるようです。
オフィスワークのパフォーマンスを上げるには、より働きやすい快適な場が必要ですが..
温暖化の影響か年々暑くなっているので、技術が進歩して誰もが過ごしやすい環境ができるといいですね!