こんにちは!
マグネシウムというとなんだか科学の実験的で難しそうですが、実は身近なものにも含まれています。
実はお豆腐を作る時などに使う「にがり」の主成分が塩化マグネシウムです。
海水から塩を生成した際にできる副産物ですね。
もともとマグネシウムは、保湿効果があり、皮膚の修復、バリア機能の回復に欠かせないミネラルです。代謝を促し、炎症を抑え、角質で水分を保持する重要な役割を担っているセラミドの合成促進に役立つとされています。その効果のせいで、乾燥肌には必須のミネラルと言われています。
塩化マグネシウムがかゆみや傷、肌の代謝促進などに効果を発揮し、ナトリウムは皮膚に塩分が付着することで汗の蒸発を防ぐため保温効果に優れ、湯冷めしにくいとされています。よく天然塩をお風呂に入れると効果があるとして、多種多様なバスソルトも販売されていますが、これも同じ理屈ですね。
調べてみたのですが、通常の200リットル程度の湯船に入れるにがりの量としては、10~200ミリリットル程度と幅がありました。
精製度合いや商品によるようですので、使用する商品の説明をご参考ください。
ただ、ほとんど無色無臭ですので、入浴中に香りも楽しみたいと言う方は、各種アロマテラピーの精油などを数滴加えるのもおススメ。ただし、精油には、体調や妊娠の有無によって使えないものもありますので、選ぶときには気をつけてくださいね!
注意する点としては、追い炊きや循環式の風呂釜への影響でしょうか。
これには、塩と分離した後も多少残る含有塩分や乾燥して粉末状になった時に影響があるとしている方と、塩分は大部分が塩に取られているしイオウも入っていない、その上お湯に対して2000分の1以下しか入れないのだから影響はないとされる方の両方いらっしゃるようですね。
固形の塩を入れるよりは風呂釜を痛める可能性は低いようですが、気になる方はご自宅の風呂釡は大丈夫なのかどうか、念のためメーカーに問い合わせるなどして調べてみてくださいね。追い炊きなどされず、一回ずつ流す場合は問題がないようです。
食べ物にもお風呂にも使える便利な「にがり」。ですが、その名のとおり、適量を超えて入れ過ぎると本当ににがいのです。ご注意ください!