こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!
あんまり夏のイメージのない夏バテ防止の食べ物って、なんだと思いますか? 日本の代表的な発酵食品である、甘酒です。おそらく、ほとんどの方が寒い冬の飲み物と思っているのではないでしょうか。
甘酒には、米と麹のみで作られるものと、酒粕にお砂糖などを加えて作るものの2種類があります。
今回のお話は「米と麹のみで作られるもの」のほうの甘酒です。
酒という文字が入ってはいますが、麹の甘酒にアルコール分は含まれず、子供でも車を運転をする方でも安心して飲めます。
冬に観光地や初詣にいったりすると、必ずと言っていいほど見かけますよね。
そのせいで、冬のものだと思っている方も多いのでは?
寒い季節に温かくしておろし生姜を加え、箸などでかき回しながら飲むイメージが大多数かもしれませんが、江戸時代には冷やして飲む夏の風物詩であったようです(甘酒は、今でも夏の季語となっています)。
現代とは違い、冷房もなくサプリもない時代、お年寄りや子供の衰弱対策に甘酒を飲ませたとのこと。1杯4文と上限を定め、幕府が値段が上がらないように保護していたというのですから、重要視されていたんでしょう。
甘酒は、その成分が栄養剤としての点滴とほぼ同じであることで「飲む点滴」とも呼ばれています。
【成分】
ブドウ糖が20%以上含まれる
必須アミノ酸は9種類すべて含まれ、各種ビタミンも豊富
酵素、葉酸、食物繊維、オリゴ糖、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、カルシウム、鉄、亜鉛なども含む
【期待される効能】
滋養強壮、栄養補給
内環境を整える
免疫力アップ
血行を促し、血圧の上昇を抑える
アトピーや花粉症など アレルギー症状の改善
美白、美肌、美髪、ダイエット…etc.
調べれば調べるほどその他にも色々な効能が上げられています。
ただ、砂糖はまったく含まれないのですが、ブドウ糖を多く含むことには違いありませんので、どんなにいいものだとしても飲み過ぎには注意が必要です。
ジャパニーズヨーグルトとも呼ばれる甘酒。
発酵食品が身体に良いとは広く言われることですが、上手に取り入れて夏の暑さ対策に利用したいものです。