こんにちは!
市ケ谷整体院の野元です!
みなさんは「人食いバクテリア」という言葉を耳にしたことはありますか?
人食いバクテリアの正式名称は「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」といい、特に30歳以上の大人に感染者が多いのがひとつの特徴です。
血管や神経に重篤な症状をもたらす「人食いバクテリア」とはいったいどういった病気なのでしょうか?
劇症型溶血性レンサ球菌は、その感染後の致死率の高さと症状の進行の驚異的な速度から「人食いバクテリア」と呼ばれています。
物騒すぎる名前ですが、感染後の経過を聞いていると、残念ながら大げさだとは言えません。テレビでもたびたび取り上げられることもあるので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません!
普通の「溶血性レンサ球菌感染症」は、けしてめずらしい病気ではなく、子供にも多い病気です。主に喉に感染して、咽頭炎や扁桃炎、猩紅熱などの病気を引き起こします。
この溶血性レンサ球菌が小さな傷口などから血液に入り込み劇症化します。
それがなぜ劇症化するのかは、実際詳しいところはわかっていないのだそうです。また、劇症型は大人(特に高齢者)に多く、子供には少ないのも特徴です。
とにかく恐ろしいのはその進行の速さです。
発病後数十時間で死に至ることもあるといいますので、症状が疑われたら即座に医療機関を受診することが肝要です。
靴擦れや切り傷、深爪など、なんでもない傷が原因となりうるのだとか。
小さな傷などの周辺が腫れてくるというのが初期症状なのだそうですが、感染初期ならば抗生物質などの治療が功を奏するそうです。
もちろん感染症ですので、発症や重症化には自己免疫力の強さが関係してきます。
なぜ子供に少ないのか、考えられるひとつの理由として、血管が丈夫で若く、身体のすみずみまで細菌と戦う白血球や免疫細胞がいきわたるからではないかと言われているそうです。
ですので逆に、加齢や糖尿病などで血管がもろく、血流が悪くなっている方は要注意ということです。
傷口が少し腫れるぐらいは多くの方が経験されることですし、ちょっと消毒しとけば大丈夫だろうと思いがちです。判断が難しいからこそ、怖れ過ぎないように知識をもって、万が一の場合に備えられるようにしたいものです。